VAIO type P (VGN-P70H)という謎のUMPCを買ったので令和の世界でまともに使えるようにいろいろと頑張った話。
OS
さすがにWindows VistaやWindows 7を使うわけにはいかないのでWindows 10を入れるかLinuxを入れようと思います。
今回はDebian 11とXfceを入れました。
gihyo.jpの記事を見てめんどくさい作業が必要かとおびえていましたが、 標準のままでも特に問題なく動くようです。
Xfceを入れた理由
最初はLXDEを入れようとしましたが、ソフトウェアでrfkillが働き、 rfkillをインストールして毎回unblockしないといけないという謎の現象が起きたのでその次に軽そうなXfceを入れました。
PulseAudio問題
様々な記事においてDebian系OSでPulse Audioを使うと音飛びするという現象が報告されており、 私も同じ現象に悩まされたのでPulseAudioをアンインストールしました。
バックライト問題
Xfceの問題なのかVAIO type Pとの相性問題なのかバックライト系があまりいい感じに動きません。
今のところ
- しばらく放置して画面が暗転した後の操作でバックライトが設定値ではなく最大になる
- 再起動のたびにバックライト最大になる
- 定期的にXfceが再起動してバックライトが最大になる
これらの問題があります。 また、Xfce側ではどうやらバックライトの設定はもとのままというように認識しているらしく、 バックライトの明るさバーと実際の設定値が一致しません。
多分Xfce側がVAIO type Pに対応できてないだけだと思います。
Xfceが勝手に再起動する問題
その名の通りです。 セッションは引き継がれるのでそう見えてるだけかもしれませんが、 毎回画面ロック+バックライト最大になるのでつらいところです。
ハードウェアのアップグレード
SSD
私はまだ換装していませんが、SSD化(フラッシュ化)するのはかなりありだと思います。
そもそも、フラッシュ化しないと安心して持ち運びできないですよね。
バッテリ
VGP-VPL15という純正のLサイズバッテリがあります。
今いい感じの出品がないので買えませんが、近日中に手に入れたいですね。
用途
もともとRDPクライアント用として買いましたが、かなりいい感じです。
今のところWireGuardでVPNを張ってFreeRDPでリモート接続してます。 FreeRDPだとalsaを直接呼び出せるのでPulseAudio問題も回避できます。
USBシリアルケーブルとcu
コマンドでシリアル通信で管理するタイプのルータの設定用マシンとしても使えます。
個人的には大満足です。